節足動物とは、動物の分類群のひとつで、昆虫類、甲殻類、クモ類、ムカデ類など、外骨格と関節を持つグループ。分類上は、節足動物門と呼ばれる分類単位である。海・陸・土中・空中・寄生といった生息地・食性などは多様なニッチに展開が見られ、動物界において最大の多様性・構成種数を持つ。昆虫類だけで約100万種が記載されている。
節足動物の特徴をあげると,
@ 原則として有性生殖を行い、卵生である。
A 体の表面はキチン質(クチクラ等)でできた外骨格でおおわれる。
B 多くの場合、身体が節のつらなりで出来ている(体節の繰り返し構造、つまり体節制である。)
C 脚(間接肢)の曲がる部分に節がある。
D 陸上のものには気管を持つものがある。
E 多くの分類群では、卵から孵った幼生が性成熟した成体になる過程で、著しく形態が変化する変態を行う。
などである。
節足動物は,
@ 三葉虫亜門(Trilobita)
A 大顎亜門(Mandibulata)
B 鋏角亜門(Chelicerata)
に分類される。